50代からのゆっくりハッピーライフ

50代独女ブログです(^^♪

ひな祭りのひな人形

3月3日のひな祭りで、ひな人形を飾ったりしますよね。

ひな人形もいろいろです。

男雛(おとこびな)と女雛(めびな)の一対を飾るひな人形や、

三段飾り、五段飾り、七段飾りなどの雛段飾りがあります。

 

こちらは、五段飾りの『ひな人形』です。

 

 

五段のひな人形の飾り方、決まってますよね。

 

一段目

男雛(おとこびな)と女雛(めびな)です。

男雛・女雛の後ろには金屏風を立てて、両脇に雪洞(ぼんぼり)を置きます。
男雛と女雛の間には、お神酒を載せた三方を飾ります。

 

二段目

三人官女(さんにんかんじょ)です。女雛のお付きの女官です。

・提子(ひさげ)、向かって左端の女官

・三方(さんぽう)、中央の官女

・長柄銚子(ながえちょうし)、向かって右端の官女

 

三段目

五人囃子(ごにんばやし)です。
能楽を演じる囃子方(はやしかた)と地謡(じうたい)の少年のことです。
左へ行くほど音の大きい楽器になってゆくらしいです。

・太鼓(たいこ)

・大鼓(おおつづみ)

・小鼓(こつづみ)

・笛(ふえ)

・謡(うたい)

 

四段目

随身(ずいしん)の一対です。
随身とは、御所の警護の武官を指します。
雛段の飾りでは、矢大臣(やだいじん)、もしくは右大臣・左大臣と俗称で呼びます。
随身の間には、菱餅が置いてあります。

 

五段目

仕丁(しちょう・じちょう)の三人です。
泣き、笑い、怒りという三つの表情で作られていることが多いので、「三人上戸(さんにんじょうご)」とも呼ばれます。
仕丁は御所の雑用を司る者たちです。

・台笠(だいがさ)

・沓台(くつだい)

・立傘(たてがさ)

 

もし七段飾りの場合は、

六段目は、雛道具を置きます。
雛道具はおおよそ上級武家の婚礼道具だそうです。
大名格の武家で使われていた室内用品になっています。

・箪笥(たんす)

・長持(ながもち)

・挟箱(はさみばこ)

・鏡台(きょうだい)

・針箱(はりばこ)

・火鉢(ひばち)

・衣裳袋(いしょうぶくろ)

・茶の湯道具(台子・だいす)

 

七段目

・重箱、中央へ置きます。

・御駕篭(おかご)、左に置きます。

・御所車(ごしょぐるま)を右に置きます。

 

いずれにしてもひな人形は、華やかですね。

見ているだけでも元気になります。