兵庫県神戸市須磨区にある『須磨離宮公園』に行ってきました。
2023年2月4日~26日まで開催されている梅見会です。
約1,500㎡の梅園に、約25種160本の梅が咲いています。
ウメはバラ科です。
すっぱくて、赤い梅干しの入ったおにぎりがありますよね。
梅干は、ウメの木の実で作ったものです。
ウメは、学問の神様である菅原道真(すがわらのみちざね)の大好きな木でした。
昔はサクラよりもウメのほうが人気がありました。『万葉集』でも、サクラよりもウメのほうが多くうたわれています。
ウメの花は、サクラの花ににていますが、ウメはサクラよりも早く咲きます。
サクラの花には長い柄がありがすが、ウメにはありません。あってもとても短いです。
実は6月頃、黄色にじゅくし、梅酒にも使われてます。
菜の花も咲いていました。ウメと菜の花、きれいですね。
道知辺(みちしるべ)、菅原道真から名前をとったのでしょうか?
あとウメは、「八重寒紅(やえかんこう)」・「鹿児島紅」などの紅梅・「白加賀」などの白梅があります。
今日はお茶会の梅見茶会がありましたので、参加しました。
3年ぶりの梅見茶会だそうです。
お部屋か外かでお茶席が選べました。
お茶会のお道具を拝見しながらお茶をいただきたいので、お部屋でお茶をいただきました。
先着150名のお茶会です。ぎりぎり最後の組でお茶をいただくことができました。
お部屋に入ったら、掛軸が目にはいりました。
掛軸は、「無心通大道(むしんつうじるだいどう)」と読むそうです。
左側に椿の一輪挿しです。椿は、「加茂本阿弥椿(かもほんあみつばき)」です。
右側には、かわいらしいお雛様がかざってありました。
お座席に着いたら、まずお菓子を配ってくださいました。
お菓子は、「香梅(こうばい)」という和菓子をいただきました。
美味しかったです。
前でお手前をしてくださいました。
①右手で茶杓(ちゃせん)をを取り、左手で棗(なつめ)を取ります。
②薬指と小指で茶杓を握り込み、残りの指で棗の蓋を取り、蓋を右膝前に置きます。
③茶杓を持ち直して、棗の抹茶を、向こうから茶杓で二杓すくい、茶碗に入れます。
④茶杓を茶碗の縁で軽く打ち、櫂先についた茶を払います。
⑤茶杓を握り込んで、棗の蓋を閉め、棗を元の位置に戻し、茶杓を棗の上に置きます。
⑥湯を茶碗に入れます。
⑦初めに茶をなじませるように茶筅を突くように入れ、その後、前後に振り、細かい泡が立ったら、「の」の字を書いて茶筅を抜き、茶筅を戻します。
⑧お茶の表面を全て、細かい泡がふっくらと覆うように点てます。茶筅を抜くときに真ん中が盛り上がるようにします。
お茶のお作法はあまり分かりませんが、周りの方をみながらいただきました。
お茶は、2杯いただくことができました。
なんか得した気分です。
最後にお道具を拝見しました。
和室の南側に広がる日本庭園の和庭園があります。
立派な和庭園ですね。きれいに手入れがされています。
ウメは少し早くつぼみが多かったですが、お茶会を楽しめたのでよかったです。
9月に月見会があるようです。
月見会にもお茶席がでるようで、また行きたいなと思います。